機能の凝縮された塔状の家
約15坪の敷地の中に塔状のRC4階建てを建設しました。
近隣地質データと敷地中央の地質調査データとの違いに対する疑念から四方の杭基礎に近い部分を全て地質調査し直し,各杭の長さを検討してから着工しました。
ちょうど杭偽装のニュースがでる半年ほど前の事だったので、疑うという事がとても大事だと思わされた物件です。
刀剣を扱う店舗と2世帯を集約し、50mmの外断熱で断熱性能を加えて、各階への昇降としてホームエレベータを設置しています。犬を飼われているので、床に木目調の塩ビタイルを施しました。
1階の店舗は、ガラスのショーケースをメインにセン柾目の化粧合板を黒と赤茶の自然塗料塗装としています。
床は傷がつきにくい割石調のエンビタイルと畳調の塩ビシートを使い、和と洋が混在するようなイメージです。
無塗装の欅と杉で製作した格天井が経年により、赤みを帯びていく様が楽しみです。
同業のお店との差別化を図る為に、照明の台数も多く設置。
商品の刀等は、美術館の展示品のように感じられます。
竣工年 | 平成27年 12月 |
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住所 | 中野区本町 |
構造 | 壁式コンクリート造 |
階数 | 地上 4階 |
敷地面積 | 51.11㎡ |
建築面積 | 39.76㎡ |
備考 | 外断熱工法、ホームエレベーター |